スタッフブログ「アートと暮らす」

アートセラピーの輪 Vol.8

皆さん、こんにちは。ふみぽんです。
我が家の庭に植わっている沈丁花の花がほころび始めました。

着実に春が近づいているようでちょっとうれしいです。

さて、今日は、『アートセラピーの輪 第8弾』です。
仙台在住の卒業生をご紹介します。

■ 佐藤 和枝さん

現在、毎月、仙台からアートセラピーコースの
東京クラスに参加しています。
彼女は、通信講座がきっかけでアートセラピーを学び始めました。

けれども、地元の仙台で
アートセラピーを使った活動をしていきたいと思いから
アートセラピーコース(通学)に東京まで通っていらっしゃいます。

彼女が語ってくれたことは、
息子さんや娘さんとの言葉を超えた交流について語られています。

彼女の第一声はこの言葉から始まりました。

■ 『私の家族は、アートでつながっています』
うちには、壁にキャンバスが貼ってあるんです。
そこに、いつでも、誰でも
自由にアート表現できるスペースをつくってあります。

例えばね、私が朝仕事に行く前に
何となく今の気持ちをくちゃくちゃ~~と
描いていておく。

すると、帰ってくるときには、
何かしら、誰かが描き足してあるんです。

それが、『お母さん応援しているよ~~』と感じるときもあれば
今日は、『なんかイライラしているぞ~』と訴えているように
感じるときもあって

自分や家族の気持ちがそれぞれ
自然に表現できて
受け止められて
関わりたいように関わりあえる。

家族のつながりを自然に感じるというか
深まっていくという感じ・・・・

今までは、言葉で伝えようと思っても、私、つい強がっちゃって・・・
子どもたちも遠慮して、あまり話してくれなかったり・・と
なかなかうまくいかなかったんですよ。

でも、アートのやり取りで
言葉を超えた交流ができるようになって、
それが、とってもうれしいんです。

先日は、こんなことがありました。

息子は、ある病気を患っているんですが
体調が思わしくなくて
すごく落ち込んでしまったんです。

いつもなら、機嫌が悪くなって
机を『バーン』と叩いてみたり
不安な気持ちが抑えられないと、
壁をたたいて穴を開けてしまったり・・・

その様子を見ていて、息子に対して
何もできないことが辛かったし、少し怖かったんです。

でも、今回はちょっと違ったんですよ。
息子は、自分で、湧き上がってきた感情を何枚も何枚も紙に表現していて。

まるで、自分の気持ちを
一生懸命にアートを通して受け止めようとしている感じ・・・
自分を大切にしているように感じられて

私、ほっとしました。

そのアートは、
最初は、濃くて暗い色で塗り込んであるような表現だったのが
何枚も描いていくうちに、黄色やオレンジ色が加わるようになって
微妙に色が変化していてね・・

息子の気持ちが、アートから伝わってきて
胸がジーンと熱くなりました。
私も少し息子の気持ちを受け止められたかな・・・

うちの家族はアートでつながっているな~と
実感した出来事でした。

これからも、アートを通して家族でいろんな
やり取りができたらいいなと思っています。

『まだまだ話したいことはたくさんあるんです』と語っていた
佐藤さん。
その話は、また次の機会にご紹介したいと思います。