柴崎 嘉寿隆ブログ「自分セラピー」

子どもたちを待っている士幌高原

今年で28年目となる「グロースセミナー」。

 

小中学生向けの、自立のための教育セミナーです。

 

教育と言っても座学ではなく、北海道の士幌高原で

大自然を相手に「生き方」を学んできます。

 

「自分で決めること」の大切さを、

60を過ぎた今でも痛感することがたくさんある。

 

決めなくてもよければ、誰かに決めてもらった方が

ずっと楽な事がたくさんあります。

 

誰かが決めてくれれば、自分で責任取らなくてもいいですからね。

 

でも、どんなに責任から逃れていても、結局は逃げられない。

 

ゲド戦記のゲドが、シャドウから逃げ続けても逃げ切れず、

結局それと向き合ったように。

 

自分で決めるだけなら、結構簡単かもしれない。

 

でも、自分で決める事と、

同時に、

それを全員の総意にしていくことは、

社会で生き抜くためにとても重要なこと。

 

このセミナーにリピーターが多いのは、

楽しさだけでなく、この生き方を学べるからではないかと

勝手に想像している。

 

生き方を学び、生きる力を経験していく。

 

今年は、どんなドラマが待っているのか楽しみでもあり、

不安でもある。

 

なにせ、昨年引退したはずの自分が、

どういうわけか舌の根も乾かないうちに

復帰することになったのですから。

 

数日前に、現地のあいさつと、

実習現場の下見を兼ねて士幌に行ってきました。

 

何も変わらずに、ボクを待っていてくれたように、

ここの大自然は、やはり変わらずに子供たちを持ってくれている。

 

昨年の台風と洪水で破壊された橋が痛ましかった。

 

おかけで、マウンテンバイクのコースは約4キロ増える。

 

子供たちは喜ぶだろうけど、ボク自身は、ため息が出てしまう。

 

それでも、グロースの魅力は、参加してみなければわからない。

 

あの緊張感と、ダイナミックな冒険と、そして予想もつかないドラマ。

 

28年目のグロースの季節がやってくる!

2017木道

投稿者:柴崎 嘉寿隆

クエスト総合研究所代表取締役  JIPATTディレクター(Japan International Program of Art Therapy in Tokyo Director)、 NPO法人子ども未来研究所 理事長