アートセラピーの輪Vol.15

こんにちは。スタッフのようこです。

アートセラピーの輪・・・気がつくと今回で15人目です。

アートセラピーを学んでこんな事がよかったなぁ~

それまでとこんな違いがあるなぁ~ とか、

卒業生の彼らが思う「アートの魅力」や「日常で出会うアート」などをご紹介しています。

さてと。。。たくさんご紹介したい人がいるのですが、

今日は私が毎回会うたびに明るくって大笑いしちゃうそして最後にじーーんと胸を打たれる

そんな豊かな女性をご紹介します。

◆高橋 恵子さん

介護福祉士であり、職場で、そしてクエストの高齢者施設でシニア向けアートワークの提供と

子どものクラスの主宰をしています。

彼女を紹介するのに一言でと伝えるとしたら、私は 「深さ」です。

器用にあれこれ出来る人を広さと例えるならば、

私は彼女のプログラムや言葉やら人との関わりなどを通して、深さや奥行を感じるのです。

なんででしょう?

心の深さかもしれないし、人生の深さかもしれないし、知識の深さかもしれません。

または視点の深さかもしれません。。。

インタビューだとかしこまってしまいそうなので(笑)、

今日は彼女から送られてきたことばをみなさまにもお届けいたします。

私は長年、介護士をしています。

それは時に、死や老い、行場の無い思いに自分を見失う経験でした。

そんな中、出会ったアートセラピーに私は夢中になり、学び始めました。

喜怒哀楽、どんな感情も優しくすくい上げるアートワークの居心地。

アートする高齢者の皆様の笑顔、おしゃべり、息づかい、ほねばった指から表現される、生き様。

アートワークセラピーは、どんな状況からも喜びを見つける視点を、私に与えてくれました。

今は勤務先の高齢者施設で毎週アートワークを行い、他施設でも仲間と共に毎月2回行っています。

また、子どものアートクラスも主催しています。

アートワークを続けることが、私の人生の強みです。


(100歳になる自分のおばあちゃんと)

 

もうずいぶんと前 彼女がクラスの受講の前に

「施設でワークをやりたい」

そんな夢を語っていました。

今彼女は、自分でその夢を作りだし、更に広げようとしています。

アートセラピーを学んで、体験して、味わって・・・

堂々と自分を語る人になっている。

どうして 応援せずにいられましょうか。。