スタッフブログ「アートと暮らす」

【JIPATT】国際水準の資格を日本で取得する意味は?

■カナダ・アートセラピーの国際資格が取得できる『 JIPATT  

2014年からクエストでは、国際基準を満たした、
クリニカル(臨床的)なアートセラピストとして活躍できる、
アートセラピーの学びをJIPATTでできるようになりました。 

これは、カナダ・アートセラピー協会(CATA)の副会長をつとめていた
Lucilleが来日してクエストを訪れ、
共にアートセラピーの今後について話し合ったことが最初の一歩でした。

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 <Lucille Proulx >

その時、カナダと日本という何万キロも離れた、
それぞれの場所で行ってきた、
アートセラピーという「点」が「線」になったのです。


日本で取得することの意味は?

今、日本では、
クエストがアートワークセラピストの養成をはじめた20年前よりも
アートセラピーを学べる環境が整ってきています。

しかし、それでも尚、
クエストが『
JIPATT』をはじめる2014年までは、
臨床に関わるアートセラピーの学びができる場所は、
日本に一つもありませんでした。

精神疾患をお持ちの方や、発達障害の方、
また生活支援や復職支援を望む方たちに、
理論と経験に裏付けされたクリニカルな視点に立ったアートセラピーの学びは
日本にはなかったのです。

そんななか、クエストが提供する『JIPATT』のスタートにより、
初めて、その学びも資格を日本にいながら得られるようになりました。

それは、日本のアートセラピー分野における大きな一歩でした。

とても嬉しいことに、
より多くの方たちにアートセラピーが届く機会が増えたのです。


JIPATTを学んだ後はどう活かせるの?

インタビュー動画

すでにJIPATT生たちは、病院や生活支援センター、就労支援施設などで
アートセラピーを実施しています。

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JIPATT』がスタートしたことで、数年前とは比べものにならないくらい
日本でも現場が増えました。

そして、まだまだアートセラピーを望む声はたくさんあります。
だからといって、その提供者が誰でもいいというわけではもちろんありません。

人の人生、心に触れるものであるからこそ、
そこには信頼が必要であり、
その信頼というものは、
ただ「いい人」であるだけでも、
「知識が豊富なだけの人」でも足りないのです。

JIPATT』は、セラピストとなる私たち自身の心の学びと共に、
知識、経験共に豊富なアートセラピストである講師たちから、
たくさんの学びをゴクゴクと吸収していくプログラムです。

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そうして、カナダとつながった「線」が、
今度は日本で、いろんな施設、人たちとつながっていくスタートが
もうすでに切られているのです。


■ 「アート」でできることは?

 「無意識に光を与える」
それができるのはアートだけです。

本人すら気づいていない悩みの背景や言葉にできない想い、
またそこに隠れている可能性にも、
アートは安全に、意図的に光をあてることができます。

医療の場のみならず、
現代は心を病んでいる方はたくさんいます。

鬱、パニック障害、摂食障害などの症状に苦しむ人口は、
年々増加しています。

深く心傷つく体験をしたことがない人はいないでしょう。

皆さんのすぐ隣にいるかもしれない“その人”に向き合っていくための
心構え、知識、経験を身に着け、活かしていく『JIPATT』、
5月にスタートです。

 

 

★ 《 無料説明会開催中 》 ※要予約
日時:2/15(水)19002000、3/11(土)13001400
➡ 詳細はコチラ

➡ JIPATTのHPはコチラ

 

“異なる文化を持っていても、
 私たちの根底では創造性、革新、つながっていたい気持ち、
 そしてイマジネーションなど、共通するものがあります。
 共にアートを通して、自分自身、
 そしてコミュニティの成長を促進していきましょう。 ”
  ( JIPATT Excectibe DirectorLucille Proulx )

 

 

投稿者:クエスト スタッフ

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