「自分はどうしたいか」を問い続けることで、本当の自分と出会える。
女性
多久和 奈美子
プロフィール
内閣府所管(一財)生涯学習開発財団認定マスター・アートセラピスト
公認心理師
JIPATT3期生
現在の活動
クエストで学んだことを日々の子育てで実践しつつ、臨床の場では実習生として活動しています。
就労移行支援事業所や高齢者施設でのグループアートワークセラピーの実習、女性を対象としたアートカウンセリングやグループワークを行っています。
母子関係や女性のエンパワーメントに関心があり、ライフステージによって変化を迫られる女性のアイデンティテイ確立に関する研究しています。
また、子育てを機にキャリアチェンジを考え、クエストで学んだ心理学をより深めるために大学院を修了し、現在は児童精神科で実習を重ねています。
クエストの学びで役に立ったこと
クエストでは研修生やカフェスタッフ、講師など様々な経験をさせていただきました。
その中で、先生方や同期の仲間との繋がりはこれまでの人生でかけがえのない宝となっています。
卒業してしばらく経ちますが、その折々で自分と向き合い、他者と向き合った実体験が、現在の生活でも私を支えてくれています。
クエストでの学びをひと段落した後に出産・育児・海外での生活・キャリアチェンジなどライフイベントの変化の波が押し寄せてきて、立ち止まったり迷ったりすることもありましたが、「自分はどうしたいか」ということを常に自分に問いかけ続けてきました。その根っこには、自分とつながること、人とつながること、それらがとてもあたたかく、喜びに満ちたものであるということを、安心と安全の中で体験できたことがあります。その中で、自分を大事にすること、自分を表現すること、それを他者に伝え、理解し合うことといった、それまでの人生でいつの間にか避けてきていたことを取り戻すことができました。
ついつい道に迷いそうなこともありますが、そんな時は、目の前の子どもたちを通してハッと気づかされます。「自分はどうしたいか」を軸に生きることで、前を向き、新しくチャレンジする勇気が湧いてくるような気がします。