それぞれの個性を認め合える場
社会福祉法人 職員
30代
女性
渡部 聖子
プロフィール
(一財)生涯学習開発財団認定 マスター・アートワークセラピスト
どんな仕事ですか?
障がいを持つ方たちの土日の余暇活動の一環としての、アートワークセラピー講座の講師をしています。また、通所施設(就労移行支援、就労継続B型支援)でもアートワークセラピーを行っています。(2016年現在)
クエストの学びでお仕事に役立っていることはどんなことですか?
この仕事を継続出来たのはクエストで苦楽を共にした仲間の存在があればこそ。そして、ファシリテーターコースのプレゼンで学んだ「伝える力」。その事で職場やご家族にアートセラピーを理解して頂け、広がっていったのだと思います。ワークを毎月作り続ける為にアート以外の分野に目を向けたり、自分の引き出しを増やしたり、なによりクエスト時代に沢山のワークを作った経験がとても宝物となって います。
私は自分の勤めている法人の施設の他にも時々精神障がい者の施設でもアートワークセラピーを提供しています。どこでもそれぞれの個性を認め合える場、安心してアートに取り組める場づくりを大事にしています
アートワークセラピーの活動
参加する方の中には障がいが重く、言葉でのコミュニケーションが難しい方もいらっしゃいますが、アートを通して会話をしているように感じます。福祉の現場でのアートセラピーは、自己を表現したり承認する場であるとともに、ひとつの「伝わる」コミュニケーションの場としても可能性があるように思います。普段作業所では見られないような表情や、想像もつかないような表現をするメンバーを見て、支援員たちも驚いていることがありますが、そのような素敵なところをもっと引き出していきたいと思っています。