柴崎 嘉寿隆ブログ「自分セラピー」

子どもの未来について3題

<その1>

夏になると、NPO子ども未来研究所の活動が活発になります。

野外キャンプや大きなイベントが目白押しになるからです。 

まず、子ども未来のそもそものスタートのきっかけとなった「グロースセミナー」

北海道士幌高原で行われる小中学生向け「自立のための」教育セミナーです。

教育と言っても座学ではなく、大自然の中で、じっくりと自分と仲間たちと向き合う

4泊5日のハードなキャンプです。

今年で28年目。

懸念があるのは、自分の体力。

すでに準備を始めていますが、どうなることやら気になります。

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<その2>

2011年の東日本大震災で被災した福島県広野町とは、今も交流が続いています。

2014年からは、TODAY IS THE DAYが主催する「ミラクルくっちー」という

イベントをサポートしています。

 これは、原発被害にあった広野町の小学生を対象とした、アートリトリート(保養)

プロジェクト。

夏休みに、20名の小学生をシンガポールに連れていき、現地のラサール大学で

アートセラピー体験をしていく2週間のビッグイベントです。

帰国後も、広野町で4回フォローアップをしながら来年2月までの長丁場。

今年で4回目となる、このプロジェクトも、年々内容が充実してきています。

除染されたとはいえ、まだまだ被ばく線量の数値には敏感な福島の現実があります。

地元から離れての生活によって、体内の被ばく線量が著しく減少するという

チェルノブイリのデータに基づいて企画されているのだけれど、

子どもたちにとってはそれよりも、2週間のシンガポール滞在とアートに胸を

膨らませている。

7月1日の広野町でのセットアップセミナーから始まります。

 

<その3>

先日、越谷で開講されている、子どものためのアートセラピー教室『心のアトリエ』で、

講演をしてきました。

題目は、「自分を大切にする子どもの育て方」

30名以上のお母さんたちが集まり、熱心に耳を傾けてくれました。

夢中になって話してしまいましたが、好評だったようで安心しております。

そもそも、「自分を大切にする」なんて言う事はよく耳にする言葉ですが、

実際にどうすることが大切にすることなのか、は、誰も教えてはくれません。

「自分を大切にする イコール 自己中心的」の印象もあり、

いいことの様なのだけれどどうすればいいのかはあいまいです。

自分を認め、自分を愛し、自分を大切にする親であれば、子どももきっとそうします。

お役に立てるのであれば、これからも全国の教室を回って講演していきたいと

思っております。 

今年の夏も、忙しい!

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投稿者:柴崎 嘉寿隆

クエスト総合研究所代表取締役  JIPATTディレクター(Japan International Program of Art Therapy in Tokyo Director)、 NPO法人子ども未来研究所 理事長