「それは芸術療法で扱われているイメージというものが、治療者によって計画的。意図的に誘導されるものではなく、保護された治療環境のもとで、あくまでもクライアント自身の自発的で無意識的な投影が認められることを前提としていることである。
加えてそこに、「芸術を想像する力」が有する「イメージ(表象・心象・象徴などを称して)を吐き出し、イメージを見、イメージを感じ(聴き)、イメージを語る」力が与える「自己治癒力」の存在を認めていることがあげられよう。〜芸術療法の現在〜 徳田良仁」
(出典)芸術療法 飯盛眞喜雄(編集)日本評論社
作り始めた先で出会ったものに時に自分が驚く事があります。思ってもいないもの、思ってもみなかったものが表れる。しかし不思議とそこには落ち着きやほっとする感覚などがあるのです。それは「自分に触れる」そんな言葉もあうかもしれません。 その体験は時にそれまでの抱えていた苦しみや悲しみを自分のちからで越えていける・・そんな風に自分の内側が応援しているかにのようで。。。そこから自分が自分を信じてあげる一歩が始まったように私自身の経験から思うのです。(Staff Y)