「子どもが描く最初のそれとわかる形は人物画であり、少なくとも10歳までは描きたがる最もポピュラーなトピックの一つとなります。3歳ごろに現れるごく初期の人物がは、大人の目にはいささか奇妙なものです。たいてい、顔の特徴を含むほぼ円形の領域を囲む1本の線があります。この形は、2本の脚らしきものの上に置かれます。腕はあったりなかったりです。」
(出典)子どもの絵と心の発達 モリーン・コックス著/子安増生訳 有斐閣選書
まあるいところに顔らしきものが書かれて、そこににょきっと2本の棒 足のような。。。
子どもの絵でご覧になった方も多いと思います。頭足人(とうそくじん)と呼ばれるのだとアートセラピーの学びの中で知った時に、「まるでおたまじゃくしじゃないか!」と思いました。発達段階で表現は徐々に成長していきますが、子どもの絵にはなんじゃこりゃ?って思うものがたくさん。だけどそのなんじゃこりゃ?って、大人が遠い昔に忘れてしまったピュアな感覚だったりするんですよね。そんな風にちっとも見えなくたって、そう感じた心をまっすぐに表現している。子どもがお顔カードに描いたのはインフルエンザにかかった顔。
そうきたかぁ〜。。(笑)子ども達に関わりながら実は大人の私の方が沢山の刺激を受けているように思います。(Staff Y)