こんにちは、ようこです。
この『アートセラピーの輪』も各担当2周目に入りました。
誰かいるかなぁ?? なんて探さずとも
「この人紹介したい!」「あっこの人も!」と魅力的な人がたくさんいます。
そして、今回私がご紹介したい方は・・・・
■林 恵子さん
ファシリテーターコース修了後、子どものクラスのサポーターに積極的に参加をしています。
先日も私の幼児クラス「おたもあ商店」に体験に来てくれました。
はじめて会ったというのに、おたもあキッズたちからも
「ケマケマ(恵子さんのニックネーム)バイバイ~」と、手を振られて大人気。
お家ではお二人のお嬢さんのお母さんでもあり、子育て真っ最中!!
アートセラピーを学んでお嬢さんとの関わりに大きな変化があったというお話しを伺いました。
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『子どもの力を育てるには、見守ることがすごい大事だという事を学んだ。』
「見守る」それがすごく難しいという事に気づきました。
今まで見守るという事を私自身がしてこなくて「あれしたの?」「これやった?」
気になることはついつい私が声掛けをしたり、やってしまったりとか。。。
だから子どもたちは自分で気づくという事に、気づかず生活をしていたと思います。
アートセラピーを学び、セラピストとしての姿勢「見守る」という事の大切さを学んだ時に
私が見守るという事が大事であり、子どもにやらせてそして失敗して学ぶという事を学びました。
でも、それってすごく逆に大変な事なんだなって。 怒るのって逆に簡単!!
見て、口で言えば自分の気持ちが吐き出せてしまう。
だけどそれを見守るっていう事が、すごくこんなにも大変なんだなっていうのを感じたし、
でもそれがすごく必要だなというのを感じました。
「セラピストが答えを持っているんじゃない。クライアントが持っている。」
そうなんです。恵子さんのお話しの通り、自分がアドバイスをしたり、指示をしたり、
そして感情のままにぶつけたりするのは、とっても簡単な事なのです。
クライアントが持っている「無意識の中にある生きる力や可能性」をどれだけ信じて寄り添う事が出来るか。。。
学んだことを活かしている恵子さん
子どもがいつも聞いてくるので、私はいつもそれにすぐ答えちゃう。
それは子どもが自分で『考える』という事をさせていないことだと気がつきました。
先日娘さんにこんな変化があったそうです。
お友達をお家に招くのに、自分の部屋を前日に片付けていたんです。
「散らかっていたら恥ずかしい」という意識が芽生える年頃もあるとは思うけれど
私が「片付けなさい!」と言わななくても、自分でいろいろ工夫して行動するようになってました。
「自己管理」そうさせる事で、子供たち自身に「気づき」が生まれて、
私がいろいろ言わなくてもよくなったので、私自身のストレスも減りました!!(笑)
ストレスが減った分、アートのぐちゃぐちゃ描きの落書きのように、子供たちと関われるように
なった自分がいました。「遊ぶ!」というより、ぐちゃぐちゃと気ままにふざける。
子どもたちと一緒になって「ふざける」
急に私に乗っかってきたら、乗っかりかえすとか・・・
そうしたらあとで、「ママ、あれ楽しかったね。またやろうね」と。。
アートで学んだ感覚が、子供たちのコミュニケーションに役立ってます。
そしてまたこんな事も・・・
最近イライラしているなと思う長女に
「ママ、アートセラピーの学校で絵を描いてお話するっていうのを勉強してきたんだけどやってみる?」
と聞いたらやってみるとの返事。
次女にはテレビを見ててもらい、長女と二人だけで子供部屋でならったイメージ描画法をやってみました。
自分でもなんでイライラしているのか分からないという長女。
話を聞いていくうちに、だんだんと表情も明るくなり終わった頃にはスッキリした様子で晴れ晴れしていました。
描いた絵は机に貼っておくとの事。
数日後も「ママあれ良かったね!またやってね」と言われ、時折次女が起こりっぽい時には
「イライラしてるんじゃない?ママにあれやってもらえば?」と言ってました。
じっくりと話を聞けた事が良かったのかなと思いました。
アートセラピーを学ぶ事で、人と寄り添う力が身に付きます。
お母さんの人に寄り添う姿勢を見て、そしてその優しさを体験したお嬢様たち
もしかすると学校でお友達の話しを聞いたり一緒にふざけたりしながら、
同じようにコミュニケーションを取っているかもしれないな。。と思いました。
キッズセラピスト誕生かも!?
だって、私たちは「うれしい」ことって、誰かに届けたくなると思うから。
恵子さん そのセラピストマインドをぜひご家庭 そしてどんどんと広げて行ってくださいね。
その素敵な笑顔を届けて下さいね。
さてまだまだ続く アートセラピーの輪 次は誰かな。。。
お楽しみに!!
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インタビューの言葉の中にあった「怒るのって簡単!」
私はその言葉にはっ!としました。 そう簡単なんですよね。感情をぶつけてしまう事は。
だけれども、「我慢をする」という事は教わっても、その後に未処理の感情についてどうしていいかは
日本の教育において、教わることはないように思います。
感情の処理の仕方や様子がわかるだけで、人生は大きく変わるように思います。
アートセラピーはそこに大いに役に立ちます。
色や形、質感、このでどころ・・・言葉にならない思いや体の中にあるエネルギーを
客観的に見ていくことで、自分の豊かさを知り、可能性を見つけていく。
それは「あなたという大切な存在価値」に繋がります。
アートセラピーは誰も傷つける事なく自分と自分を 人と人とつなげていきます。