Vol.2 徘徊・・

「さまざまな対人援助の現場では、アートセラピーや箱庭療法など、イメージを用いたアプローチへの関心がますます高まってきている昨今です。
その理由のひとつとしては大きな伝える力となるはずの言葉だけでは関わりきれない事例が増えてきているからかもしれません。(中略)
また認知症を含む高齢者のケアや、発達障害児(者)への援助では、非言語的接近がなくてはならいものですし、
描画、造形活動を通じて彼らの可能性を知ることも多いのです。」

出典:対人援助のためのアートセラピー/山上榮子・山根蕗著  誠信出版

フロアを徘徊し続ける認知症の女性が、
アートセラピーの1時間だけは
テーブルの前に座り夢中でアート表現をする。
そんな姿を私は何度見たことでしょうか。。(Staff:Y.T)