「私は、自分の職業生活において、他の人から馬鹿げていると思われ、自分でもさまざまな疑いを抱いた方向に進んできました。私はただ、『正しい感じする』方向に進んできたわけで、そのことを少しも後悔はしていません。しばし孤独を感じ、馬鹿げていると思ったことがあったにしても、です。
私は、自らのうちにある、何か非知性的な感じの動きを信じてきました。そんな時、その動きの中に知恵があることを発見したのです。‥‥私は、自分の中に時折現れてくる、重要な意味がある『感じ』がするその曖昧な答えを、もっと大切するようになりました。この曖昧な考えや勘が、私を重要な領域に導いていくと思うようになったのです。」
出典)「カール・ロジャース入門 自分が”自分”になるということ」 著 諸富祥彦 コスモスライブラリー
何だかわからないけれど、なんだか自分を突き動かす。
何だわからないのだけど、これなんじゃないかって思う。
何だわからないのだけれど。。。
そう思う時、そう感じる時ってないでしょうか?
そこをどれだけ信じきれるか。
正解や答えのない世界は時に怖いものです。
周囲と違う事を選ぶというのは勇気のいることです。
だけれども、それを選ぶ自分を内なる自分が誰よりも応援し信じてあげられていたら、こんなに力強いことはないのではないでしょうか?
クレヨンでぐちゃぐちゃ描く、粘土をひたすらこねる。
手が動くままに素材に触れて並べたり貼ったりちぎったり。。
ひたすらひたすら。自分だけの「感じ」にアクセスする。
するとふっと考えではなく、自分と繋がっている一体感を経験することがあります。
アートセラピーは自分のCOREを育てていくのです。
日常でぶれたり迷ったりどうしようもなく怖くなったりしたときに、この「自分と繋がっている」という感覚に戻ることで、本当は自分がどうしたいのか? シンプルにそれが見えてくるのです。(Staff Y)