柴崎 嘉寿隆ブログ「自分セラピー」

花が咲く、

話に花が咲く

ひと花咲かせる

 

「咲く」は、こんなふうに「花」にかかる言葉として認識しているけれど、

どうやら、旧字では「笑う」が元にあるらしい。(白川静 漢字の成り立ち)

 

「笑う」は、巫女が身をくねらせて舞い、笑う形の文字。だと言う。

 

さくらの季節。

 

目黒川沿いの桜並木は、まだほとんどがつぼみ。

それでも数日もすれば、一斉に咲き誇ります。

 

たしかに、一斉に咲き誇る様子を見ていると、身をくねらせて笑いたくなる、

ような気もします。

 

笑いは癒しとも言う。

 

大いに笑って、自分を咲かせましょう。

 

サクラについて

 

文化人類学者の竹村真一氏によると、

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サクラの「サ」は山の神。
それが春になると山から降りてきて、田の神に転じ、穀神として稲穂に宿る。

それが降りてくる様子が「サオリ」、
その季節が「サツキ」、
それを宿した稲の苗が「サナエ」。

そして、この「サ」の神が降り来たる途中で、
山と里の中間領域でひととき小休止する座=クラ(鞍)のことを
「サクラ」と呼んだ。

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jizo-20170401

 

投稿者:柴崎 嘉寿隆

クエスト総合研究所代表取締役  JIPATTディレクター(Japan International Program of Art Therapy in Tokyo Director)、 NPO法人子ども未来研究所 理事長