花が咲く、
話に花が咲く
ひと花咲かせる
「咲く」は、こんなふうに「花」にかかる言葉として認識しているけれど、
どうやら、旧字では「笑う」が元にあるらしい。(白川静 漢字の成り立ち)
「笑う」は、巫女が身をくねらせて舞い、笑う形の文字。だと言う。
さくらの季節。
目黒川沿いの桜並木は、まだほとんどがつぼみ。
それでも数日もすれば、一斉に咲き誇ります。
たしかに、一斉に咲き誇る様子を見ていると、身をくねらせて笑いたくなる、
ような気もします。
笑いは癒しとも言う。
大いに笑って、自分を咲かせましょう。
サクラについて
文化人類学者の竹村真一氏によると、
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サクラの「サ」は山の神。
それが春になると山から降りてきて、田の神に転じ、穀神として稲穂に宿る。
それが降りてくる様子が「サオリ」、
その季節が「サツキ」、
それを宿した稲の苗が「サナエ」。
そして、この「サ」の神が降り来たる途中で、
山と里の中間領域でひととき小休止する座=クラ(鞍)のことを
「サクラ」と呼んだ。
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