歯を、鏡を、宝石を 磨く。
身を、心を、人格を、そして魂を磨く。
「磨く」という言葉は、いろいろな比喩に使われる。
この世は、魂を磨く教室に例えられると、
何かの本に書いてあった。
魂をトレーニングするのが人生だということらしい。
意味はよく分からなくとも、なぜだかなんとなく、
その意味がわかるような気がする。
じゃあ、何をすれば、どうすれば磨くことができるのか。
たぶん、自分を喜ばせてあげること。
ただ面白いのとは違う。
面白くても、そこに謙虚さと感謝がなければ磨かれない。
毎朝毎晩、歯を磨くように、
今日の一日を振り返って、いいことをしたことを思い出す。
食器を文句も言わずに洗った。
洗濯もした。
U君に、心からの感謝と承認をした。
おいしい魚を食べた。
今日もいろいろ大変だったけれど、
手を抜かず、誠心誠意自分にできるベストがやれた。
今日も一日を精いっぱい生きた。
少しは、魂が磨かれただろうか。