目黒川沿いを歩くと、もう桜の木々の葉が落ち始めています。
木漏れ日とともに、色とりどりの落ち葉を見ながら、
自然の営みの芸術(アート)を感じます。
それにしても、夏がずいぶん早く終わったとは思っていましたが、
落ち葉を見ると、なんだか随分急いでしまったような気がします。
いったい誰がそんなに急いでいるのだろうか?
異常気象だと言われますが、
異常気象自体が常態になっている今、
それはもはや異常とは言えないのかもしれません。
それに、異常だと言っているけれど、
その異常を創り出してきたのが我々人類であることは、
明白は事実なのですから。
ただ、それを実感として味わえないので、
「誰か」や「何か」のせいにしてしまいがち。
野菜が高い、とテレビのニュースで言っていました。
色合いのきれいな野菜を選んで手に入れたけれど、
ニュースで言うように少し高かった。
そして、その野菜の高値を創り出しているのも、我々人類。
過去のある時の、あの選択が、
この現実につながって、
それを目の当たりにして文句を言ったり、
不平不満を言う。
知らないうちに、
ボクたち自身が自分の首を絞めるような生き方をしてきたのです。
でも、後悔しても始まらない。
だから、できることは、たったひとつ。
今日の一歩が未来につながっている事に気づくこと。
道端に落ちていたペットボトルをごみ箱に入れて、
スーパーで、
はしゃぐ子供に眉間にしわを寄せていた母親に、
精いっぱいの笑顔を送り、
レジを終えた後になって、
ズッキーニはもう一本と言う追加のメッセージに、
腹を立てなかった。
自分をほめた。
いつの日か、このことが、
素敵な地球を創り出す一歩になっているといいなと、
思う一日でした。