柴崎 嘉寿隆ブログ「自分セラピー」

野菜が高い、ということ

木漏れ日と落ち葉

 目黒川沿いを歩くと、もう桜の木々の葉が落ち始めています。

 

木漏れ日とともに、色とりどりの落ち葉を見ながら、

自然の営みの芸術(アート)を感じます。

 

それにしても、夏がずいぶん早く終わったとは思っていましたが、

落ち葉を見ると、なんだか随分急いでしまったような気がします。

 

いったい誰がそんなに急いでいるのだろうか?

 

 

異常気象だと言われますが、

異常気象自体が常態になっている今、

それはもはや異常とは言えないのかもしれません。

 

それに、異常だと言っているけれど、

その異常を創り出してきたのが我々人類であることは、

明白は事実なのですから。

 

ただ、それを実感として味わえないので、

「誰か」や「何か」のせいにしてしまいがち。

 

野菜が高い、とテレビのニュースで言っていました。

 

色合いのきれいな野菜を選んで手に入れたけれど、

ニュースで言うように少し高かった。

 

そして、その野菜の高値を創り出しているのも、我々人類。

 

過去のある時の、あの選択が、

この現実につながって、

それを目の当たりにして文句を言ったり、

不平不満を言う。

 

知らないうちに、

ボクたち自身が自分の首を絞めるような生き方をしてきたのです。

 

でも、後悔しても始まらない。

 

だから、できることは、たったひとつ。

 

今日の一歩が未来につながっている事に気づくこと。

 

道端に落ちていたペットボトルをごみ箱に入れて、

 

スーパーで、

はしゃぐ子供に眉間にしわを寄せていた母親に、

精いっぱいの笑顔を送り、

 

レジを終えた後になって、

ズッキーニはもう一本と言う追加のメッセージに、

腹を立てなかった。

 

自分をほめた。

 

いつの日か、このことが、

素敵な地球を創り出す一歩になっているといいなと、

思う一日でした。

 

野菜

投稿者:柴崎 嘉寿隆

クエスト総合研究所代表取締役  JIPATTディレクター(Japan International Program of Art Therapy in Tokyo Director)、 NPO法人子ども未来研究所 理事長