一見「怒り」にも似たこの文字。
「じょ」と読みます。
3000人もいたという孔子の弟子のひとり、子貢。
頭脳明晰で、誰よりも孔子を敬愛していた。
孔子と子貢のやり取りは、論語の研究者が
「子貢が登場すると、論語がぐんと面白くなる」と言うほどです。
「子貢問いて曰く、一言にして以って終身之を行うべきもの有りや。」
ただの一言で、一生実行する価値のある良い言葉はないでしょうか?
「子曰く、其れ恕か。己の欲せざるところ、人に施すことなかれ。」
それこそ、恕という言葉だな。
自分が人にされたくないような嫌な事を、人に押し付けたりしないという事だ。
最近立て続けに、同じメッセージカードを引きました。
その都度、スタッフに笑われました。
「そろそろ、相手の気持ちを汲みとるチャンスです。」
ふーむ、考えさせられます。