クエストではたくさんのアートセラピストが卒業し、活動しています。
今までもこちらでその活動を紹介してきましたが、
今回はさらに、卒業生の彼らが思う「アートの魅力」や「日常で出会うアート」についてお伝えしていきます。
題して、「アートセラピーの輪!輪!」。(タモさん風にどうぞ)
クエストでは、内閣府所管のアートセラピストの資格が取得できますし、
2014年からはじまったJIPATTではクリニカル・アートセラピー・ディプロマが取得できるようにもなりました。
しかし、クエストが一番大事にしていることは資格のための技法だけではありません。
自分の体験を通して学んでいくこと。
自分で感じ、考え、決めていくことができるようになること。
人に、そして自分自身に寄り添う心を育てること。
そのために自らアートの表現をたっぷりし、もちろん技法もきちんと学ぶ「アートセラピーコース」と、
とことん自分と向き合いながら、人間の深層心理を学んでいく「自己分析心理学コース」の両コースが
基本となっています。
そんなコースを卒業したクエストの卒業生にとっての、「日常×アート」のご紹介、
はじまり、はじまり~。
■ 大澤志津子さん
現在アートセラピストとして、子どものクラスを主催したり、イベントなどを開催している志津子さん。
そんな志津子さんが今回語ってくれたのは、提供側ではなく、
自分の4歳になる息子君と一緒に体験するアートのお話です。
自分もクラスを主催していますが、私は自分の子どもと一緒に仲間が提供しているアートセラピーの場にも参加しています。
何よりうれしいことは、子どもと一緒にアートでお話ができること。
アートがあると、普段子どもが話さないようなことを話してくれるんです。
たとえば、いつもは出来事の話が多い息子。
幼稚園で何をしたとか、どんなものを食べたとか、そんな話が多くなります。
でも、アートがあると「ボクは~が好き!」といった、いつも話さないようなことを話し始めます。
そんな息子とアートを通してコミュニケーションをとれることが、
私にとってはものすごい喜びです。
アートを一緒にする過程で、彼のなかのファンタジーに触れられる。
そして、そんなコミュニケーションを通して、
普段だったらなかなか気付けない彼の成長に出会うこともできるんです。
自分にとってアートがどれほど大切なものなのか。
それはアートセラピーを学ぶうちに身にしみて実感しましたが、
今では彼と私の間にもなくてはならない大切なものになりました。
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普段忙しくしている毎日でも、ふと見渡してみると、案外みなさんのそばにもアートがあるかもしれません。
ぜひ、そんなみなさんの声も聞かせてくださいね。
次は、スタッフのさとが“ある人”を紹介します!お楽しみに。