問いが変わると、関りが変わる
― 「拓かれる問いかけ」という、もうひとつの専門性
こんにちは。クエスト総合研究所です。
支援や教育、対人援助の現場で、こんな感覚を覚えたことはありませんか。
- 丁寧に関わっているはずなのに、どこか噛み合わない
- 相手は答えているのに、心の奥には届いていない気がする
- 良かれと思って投げた問いが、相手を固くしてしまう
それは、問いの内容ではなく、問いのあり方が関係しているのかもしれません。
答えを引き出す問いと、拓かれる問いかけ
多くの専門職教育では、「どう質問するか」「何を聞き出すか」という技法としての質問を学びます。
クエスト・アートセラピーファシリテーター認定講座(以下 QAT-FLT認定講座)が大切にしている「拓かれる問いかけ(Opening Inquiry)」は、それとは少し異なる方向を向いています。
- 正解に向かわせない
- 誘導しない
- 早く答えを出そうとしない
その代わりに、
- まだ言葉になっていない感覚
- 本人も気づいていなかった思い
- 「あ、そうかもしれない」という内的な発見
が、自然に立ち上がる余白をつくります。
問いは、相手を導くためのものではなく、相手が自分自身と出会うための入口なのです。
なぜ、アートと問いが出会うのか
QAT-FLT認定講座では、この「拓かれる問いかけ」をアートプロセスとともに学びます。
アートは、考える前に心が動いた痕跡です。
線、色、形、配置、間。
そこには、本人がまだ整理できていない「生きた感覚」が残っています。
拓かれる問いかけは、そのアートを解釈するためのものではありません。
- 意味づけを急がない
- 理解したつもりにならない
- 評価や分析に回収しない
ただ、その人自身が、自分の感覚に気づくために使われます。
技法ではなく、「姿勢」としての専門性
拓かれる問いかけは、質問例を覚えれば身につくものではありません。
なぜならそれは、問いを発する人の在り方に深く関わるからです。
- 相手の沈黙に耐えられるか
- 自分の不安を、問いで埋めていないか
- 「わからなさ」を、共に持てるか
QAT-FLT認定講座では、問いを学ぶ前に自分自身が問いにひらかれていく体験を重ねます。
それが、支援者として燃え尽きず、関係に巻き込まれすぎず、相手と対等であり続ける土台になります。
まずは、問いの「空気」に触れてみてください
この問いの質や間合いは、文章だけでは伝えきれない部分があります。
そのためQAT-FLT認定講座では、説明会や無料講演会を、単なる情報提供ではなく、問いの空気を体験する場として位置づけています。
無理な勧誘は一切ありません。
その場で決める必要もありません。
「自分に合うかどうか」を感じるための時間です。
講師の語りや問いの投げかけ、場に流れる静けさやテンポを、そのまま受け取っていただけたらと思います。
クエスト・アートセラピーファシリテーター認定講座(QAT-FLT)
2026年5月開講(全10回/20日間)
<※早期特典あり…3/15までのお申込みで5万円割引>
《前期》アートファシリテーションの理論と実践
《後期》ユング心理学に基づく自己探究と教育分析
★ 内閣府所管・生涯学習開発財団 認定講座
★ 多様な現場で活かせる専門性が身に付きます
次回のニュースレターでは、QAT-FLT認定講座の学びの土台となる「教育分析という自己探究」についてお伝えします。
なぜ支援者に、自分自身を深く知る学びが必要なのか。
その理由を、構造から見ていきます。



