こんにちは、マッキーです。
オフィスの前の桜の木。
春にばかり写真を撮りがちですが、
今の季節も緑がきれいです。
さて、先日のこと。
マンションの下の階の方から電話がかかってきました。
とてもやさしい声で、
「保険はおりることになった?」と。
何かというと、事の発端は今年の4月。
うちの洗濯機の排水が室内にドバドバ―とされてしまい、
床中水だらけになったことがありました。
しかも、事態はそれでは済まず、
1階下、2階下のお部屋にまで水漏れが発生!
1階下のお部屋をのぞかせていただいた時は、
あまりにひどい状態で、
思わずタオルを取りにうちへダッシュするほど。
しかし、タオルがどれだけあっても意味がないくらい、
家中のいたるところにバケツが置かれていて、
壁も水が滴っていて、
絨毯や畳にすら水がしみ込んでいます。
目の前の光景にしばし茫然。
生きた心地がせず、
しかしそんな間にも足元には水が…。
しかし、そのお部屋のご夫婦は、
「大丈夫。きっと保険がおりるから。畳は干せば大丈夫だと思うし!」と。
いやいや。
いやいやいや。
そんなレベルではないだろうことは素人目にもはっきりわかるほど。
しかも、その日から今日にいたるまで、
そのご夫婦、そしてもう1階下の住人の方も含め、
みなさんから、私はただの一秒も嫌なエネルギーを受け取っていないのです。
ただの一秒も。
ひとまずのお詫びにお菓子を持って行った日も、
旦那様は「いいです、いいです!」と固辞し、
それでも・・・という私に、
「受け取った方がきっとあなたの心が楽になるよね」と
最後は笑顔で受け取ってくれました。
奥様は、
「今回のことは、ずっとやりたいと思っていた断捨離をするチャンスだと思うのよ!」と。
しかも、私が不安そうに見えたのか、
「大丈夫?何かあれば、連絡してね!」とまで。
いやいや。
いやいやいや。
何度も言いますが、そんなレベルではないのです。
当日も水漏れは午前中からはじまり、
夜中まで延々続きました。
しかも、それで終わりではなく、
その後も工事の人、保険会社の人が部屋に立ち入りにくる。
そういうことにもいちいち対応しなくてはいけません。
最終的には、思い切って他も改装するから、
しばらく他の部屋に移っている間に工事をするというではないですか!
いくら改装するからといっても、事の発端は「うちの水漏れ」です。
それで住む場所までうつるなんて。
またまた茫然としていたら、
「お友達が持ってるマンションに住めそうなのよ!いい所だから、大丈夫!」と奥様。
そして、冒頭の電話に戻ります。
もともとは私は保険に入っていなくて、
それを知っていた奥様が手続きの書類をすすめる上で、
心配になってかけてくださったお電話でした。
「あぁ。。この人たちは天使なんだろうか。」
いくら、いくらですよ。
いくらいい人たちだといっても、
ちょっとくらい「困っちゃうわよねー」というエネルギーがあって、
当然です。むしろ普通です。
でも、なかったんです。一秒も。
2階下の方なんて、「大変だと思いますが、身体気を付けてくださいね」と私へのお気遣いまで。
自分の家が濡れているのに。
そこで、思ったのです。
もし私が同じ立場になったら、どんな対応をしただろう?
別に腹がたったら怒ってもいいと思うし、
聖人君子を目指しているわけでもないので、
「いい人になろーーーー」ということでは全くなく。
ただ、日々、目の前の出来事をどう受け取って生きていきたいか。
つまりは、どう生きたいか。
そこなのだなーーーーと。
アウェアネスコースでもよくその辺りを見ていきますが、
今回は、まさかの「水漏れ」から、そんなところまで広がったのでした。
………………………………………………………
内閣府所管(一財)生涯学習開発財団認定「アートワークセラピスト資格」が取得ができる
『アートワークセラピー講座』10月開講です!
アートセラピー体験付き無料講座説明会は、いよいよ8/9(水)からスタートします!