Vol.15 自分にわかることは、

「私は、人間関係は自分中心でいいと思います。これは誤解を生む言い方かもしれませんが、自分の中心が自分であることを認めた人こそ、相手の自分中心のありようを認められると思うからです。(中略)相手の気持を思いやるといっても、それは類推でしかありません。とても不確かなものです。だから相手の気持ちを主体にして考えるというのでは、行き違いが生じます。
まず自分がどう思うか。自分は何を望んでいるかが最初にありきです。そこでは、相手が自分の言葉や挙動をどう判断するかは、自分にとって土俵外のことです。自分にわからないことをあれこれ思い悩んでも、一歩も先に進めません。自分にわかることは、自分の感情だけです。」

(出典)やさしくわかるユング心理学 山根はるみ 日本実業出版社

わがままとは違います。自分勝手とも違います。
自分を中心にするということは。
「わたし」が「わたし」を生かして(活かして)あげてこそ、
はじめてまわりの世界との接し方もわかってくるのです。
本当に何がしたいのか?どう生きたいのか?がわからなくなった時に、
私はクエストと出会いました。
アートの力、夢の力を使って自分を知るという学びをしたことで、
周りを優先するあまりに感覚が麻痺した自分の感情に気づく事ができました。
さらに知っているみている意識だけの世界がすべてじゃなくて、
見えていない無意識の世界にも「わたし」は存在していると知った時、
世界がぐーんと広くなった。
それが分かった時に、はじめて自分が生まれたように思えたのです。(Staff Y)