「いままでに考案された芸術療法はさまざまなものがありますが、どの療法にも共通していえるだいじなことは、”集中して取り組む”ということです。(中略)ある目的意識をもってひとつのことに集中していると、人の心の構成要素である行動、イメージ形成、思考、感覚、感情の中に没入することができます。それが癒しのための大きなエネルギーになり、芸術療法の基本はこの点にあるといってもいいのです。」
(出典)心を癒す芸術療法 徳田良二著 ごま書房
アートの良い所は場所は問わないという事が挙げられると思います。
紙と鉛筆があればそこに何かが描ける。
自宅でも、会社のデスクでも、カフェでも電車の中でだって。
何かを明確に描いても描かなくても、浮かんだものに手がつられて描いてもいい、
こうしたい!を徹底的に描いてもいい。5分と決めて取り組んでもいいし、ゆっくり1時間を充ててももいい。
大切なのは自分に集中する事。描き始める前と後の自分のこころ様子とからだの感覚の違いに気づくと思います。
写真は新幹線の中でずっと線を引き続けた私のアート。
新大阪から描き始めて気がつくと名古屋はとっくに過ぎていました。(Staff Y)