Vol.22 洞察

「洞察には2つのレベルがあるということです。1つは、頭の理解による(知的洞察)です。たいていこのレベルの洞察は、抵抗としての「知性化」の表われであり、その特長としては、この手の洞察をいくら行っても本人が変わらないことです。もう1つの洞察は、生き生きとした感情体験をともなう(情緒的洞察)です。ここでは気づきの内容が頭だけの理解ではなく、いわゆる”腑に落ちる体験”や”アハー体験 Aha experience”として感じられます。 自らが変わっていくための気づきや洞察は、この後者の(情緒的洞察)においてこそ可能になります。」

出典)臨床アートセラピー —理論と実践ー 関則雄著 日本評論社

たった1枚のアートがふいに私の奥深いところに光をもたらした。
ふっと腰が抜けてしまうような感覚と同時に内側から熱いものがじんわりと溢れ出てくる感覚と。
自分の体を通して自分の内側で起こった体験と視覚化された心の様子の一致がもたらす人生のターニングポイント。
「ああ・・・・だからだったんだ。」と、誰かがひとつひとつ説明をしたわけでもないのに、深いところで起こる自分への「理解」。
アートセラピーは、表現を通して大きな気づきという素敵なプレゼントが届けられる時があるのです。(Staff Y)