ギリシャ神話は、面白い。
ガイアがいて、ウラノスがいて、その二人の子供たちの
タイタン神族がいて、そのまた子供たちのオリンポス神族、、、、、
一神教ではなく、多神教の神々が、いろんなことを引き起こす。
神様なのに、そんなことしていいの?っていうほどに、
神という概念に強烈なインパクトがあったのが、
初めて読んだ時の印象
キリストやマリア様、ブッダのような印象とは全く違いますからね。
さて、ギリシャ神話に興味があって、少しは知っているという人なら、
このファンタジーは、とても面白い。
夢中になってこのシリーズを読みふけっている。
『盗まれた雷撃』
『魔海の冒険』
『タイタンの呪い』
『迷宮の戦い』
『最後の神』
ギリシャ神話の、オリンポス神族の神と言えば、
ゼウス、ポセイドン、ハデスの3兄弟。
そして、その3兄弟を入れた12の神々がいる。
その神々と、人間の間に生まれた子どもを、
このファンタジーでは「ハーフ」と呼んでいる。
そのハーフのパーシー・ジャクソン少年の冒険物語。
基本は、タイタン神族とオリンポス神族の戦いなのだけれど、
ハラハラドキドキは、ファンタジーの鉄則。
私が、児童文学やファンタジーを好んで読むのは、
それが面白からだけじゃなくて、
イメージの力を養う事に役立つから。
常識ではありえないようなことが起きるのだけれど、
現実の中ではいくらだってその常識を疑うような出来事が起きている。
呼吸の加藤先生の口癖。
「世の中には3つの坂があるんだよ。登坂と下り坂。もう一つ、わかるか?」
「まさか、の、さか」
そう、そのまさか、がいくらだって毎日の様に起きている。
その「まさか」に常識では対応できないし、
その現実をいろんな角度から見るためには、
イメージの力は不可欠。
河合隼雄先生が何度も言うように、
ファンタジー、絵本を読むことで、
イメージの力を育てることはとても大切なこと。
特に、12歳までの子どもたちにとっては、
その後に生きていく人生に、
このイメージの力は不可欠と言っていい。
それでは大人にとっては?
そう、大人の方が切実かもしれませんね。
イメージの力は、目の前の問題を解決していく
おおきなきっかけを与えてくれます。
人間関係も、経済的な事も、仕事のことも、家族のことも、
子育てのことも、老後のことも、、、、なにもかも。
自分には無理だって、あきらめている事。
本当はいくらだってそれを超える手立てがあるんですけどね。
いま、そう自分に言い聞かせているところです(^^)