柴崎 嘉寿隆ブログ「自分セラピー」

1995年1月17日

平成7年の今日でした。
阪神淡路大震災。

あの日の早朝のテレビのニュースは、信じられない光景を映し出していました。
高速道路が崩れ落ち、ビルが倒壊している映像は、目を疑うものだった。
あれから、22年。

誰にとっても忘れられない年だろうけれども、この年はボクにとっても特別な年だった。

その日、その前年から打ち合わせを続けていた出版社の社長さんから電話。
「柴﨑さん、すぐにでも出版しましょう。こんなことが起きている今だからこそ、
出しましょう」
力強い言葉とともに送り出された本が、『やすらぎの扉』だった。

そうこうしているうちに起きた事件が「地下鉄サリン事件」
さらに、7月17日には、ボクの父が他界した。
そして、その年の瀬に、クエスト総合研究所を設立。

何かに導かれ、何かに背中を押されて、いろいろな事が始まった年だった。

久しぶりに、ページをめくって、あの頃の自分と出会ってみた。
今も同じこと言い続けている、変わらない自分に出会って安心した。
成長していないとも言えるけれど、一貫した自分とも言える。

「何かを始めなければ」というあの時の想いを、
アートセラピーを提供し始めて20周年の今年につなげていきたい。

やすらぎの扉

投稿者:柴崎 嘉寿隆

クエスト総合研究所代表取締役  JIPATTディレクター(Japan International Program of Art Therapy in Tokyo Director)、 NPO法人子ども未来研究所 理事長