アートセラピーの輪 vol.16

みなさん、こんにちは。
スタッフのふみぽんです。

東京もいよいよ梅雨入りだそうです。
アジサイの色が映える季節ですね。

今日は、アートセラピーの輪、第16弾!!

今回は、子どものクラスを主宰している
セラピストをご紹介します。

彼女は、3人のお子さんのお母さん。
9歳、7歳の双子を抱えて、子育て真っ最中なのです。

そんな子育てに追われながらも
現在、二つの子どものアートセラピークラスを主宰しています。

子どものクラスを始めてから今年で「10年」。
今までのことを振りかえって思うことや
これからやっていきたいことについて、お伝えします。

■ 岡村文子さん

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「子供が主役になるクラスを作りたかった」

私は、大学では、美術史を勉強していました。
大学で学んだ美術史は楽しかったので、絵を見ていくことは楽しかったけど
難しくも感じてたんです。

だから、もっとアートを気軽に楽しめたらいいのにな~と
ずっと思っていました。

学生時代、あるボランティア活動に参加した時のことでした。

「親子で楽器を作るアートイベント」のサポートに入った時

ある親子さんと関わっているうちに
ふと気づくと子どもはを置いてきぼりにしてしまっているな~と感じたんです。

そのときの経験から

「子供が主役になって、思いっきり楽しめる場所があったらいいのにな~」
という気持ちがずっとあって・・・

振り返ると
これが、子どものクラスを始めるきっかけになっているんだと思います。

それと、私はもともと保育士になりたかったんです。

子どものことが、そもそも好きだったんですね(笑)
だから、アートセラピーを学んだときに
真っ先に、子どものクラスを作りたい!!と思いました。

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「いろんなハードルがあった。それでもやっていこうと決めた」

自分もみんなもハッピーになるように~~!!
そんな想いで、子どものクラスを始めました。

ところが、始めた途端に赤ちゃんが出来ていることが分かったんです。

このまま続けるか、一度やめるか、すごく迷ったけど
一緒にやっている仲間や家族に支えられて
なんとか、子どものクラスは続けていました。

でも、実際に子どもが産まれると
子どもと一緒に教室を開催するようになると

子どもが泣いてしまって
それに気を取られそうになったり、

反対に、クラスに集中していると
なんか、自分の子どもをほったらかしに
しているような気がしたり・・・

ほんと、いろいろ悩みました。

でも、そんな時は
いつも一緒にやっている仲間と分かち合いました。

自分は、何ができるのか・・
どんな助けが必要なのか・・

それと
本当は、どうしていきたいのか・・

こんなことを話しないながら

「それらを含めて、それでもやっていこう!」と
前に進んでいくことが出来ました。

だから、「11年」やり続けることができたんだと思います。

「子どものクラスをやっていることに意味はある」

あるお母さんから、子どもさんへの心配ごとについて
話を聞いたことがありました。

子どもさんが、学校でトラブルを起こしていて
最近、家でもあまり笑顔が見られなくなってしまったと
話していたんです。

それで、子どもの教室にいるときの様子を
写真で見ていただいたんです。

そこに写っているその子は
おもいっきり笑顔で
元気にアートで表現して遊んでいて

お母さんはそれを見ると、
「よかった・・・こんなに笑顔になってる・・・」と
涙を流しながらつぶやいていたんですね。

その時に
子どものクラスをやっていることに意味はあるんだと感じたし

そのお母さんから自分のやっていることを承認されたようで
ほんと、うれしかった。。。

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「お母さんの気持ちにも寄り添っていきたい」

自分の子育てには
まだまだ不安や悩みもあるけど
そんな私が今感じること・・

それは、クラスに参加している子どものことだけでなく
その子どもたちのお母さんの心に
寄り添っていくことも大事だなぁ~と感じている。

子どもの成長やその子の存在について

お母さんの話を聴いたいり
お母さんがアートセラピーの体験して
発散したり、自分を受け止められて楽になるような
そんな手助けが出来たらと思っています。

私にとって「子どものクラス」は、

私自身が一番無邪気な子どもでいられる場所でもあり
子どもたちと共に成長していける場所でもあります。

だからこそ、
参加されているお父さん、お母さんも

子どもたちについて一緒に考えたり
話し合っていかれるような場になって
いったらいいな~と思っています。

私はその「応援隊」として
これかららもやっていきたいです。

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私は、彼女との最初の出会いは13年前ですが

その時はまだ独身ですっごく仕事に疲れているのかな?
という印象がありました。

でも、今はこんなにも生き生きとやりたいことをやって
自分の家族や子どものクラスを大切にしている様子を聴いていて
胸が熱くなりました。

こんな素敵な場がもっともっと増えていくといいなと思っています。

クエストアートセラピー学院では、様々な講座を開催しています。

アートセラピーやアートワークセラピストに興味のある方
子ども向けのアートセラピーやクラスをやってみたいという方
いつでもお問い合わせください。

by  fumipon

 

 

 

 

 

投稿者:クエスト スタッフ

クエストスタッフがクエストからの情報やそれぞれの言葉で活動している現場の声をお届けしています。講座やアートセラピー情報もタイムリーにお届けします!