● クエスト総合研究所NEWS 2024年4月号
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ようやくです。
ようやく目黒川沿いの桜に花が咲きました。
今年の開花はずいぶん遅くなりました。
最近の開花は3月で卒業式前後でしたが、ボクが子どものころは「入学式に桜」が定番でした。
つまり満開は4月だったのです。
気候変動、温暖化、今年は雨や風が多く、なかなか開花しませんでしたが、
ようやく、でしたね。
能登半島でも週末には開花するようです。
本当の意味で春がやってくるのには、まだまだ時間がかかりそうですが、気持ちが少しでも癒されるといいですね。
能登半島七尾市に昨日から4回目の訪問をしています。
七尾市サンライフプラザさんでの活動に加え、学童2か所での活動が追加されています。
子ども未来研究所のサイトで報告があるはずですので、詳しい報告はそちらに任せることにします。
● 日本人としての春
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欧米諸国だけでなく、中国など一部のアジア諸国も、学校の始業時期は9月。
日本の4月とは半年異なります。
春のイメージは、卒業、別れ、はじまり、出会いなど、私たち共通のライフイベントがあります。
これらのライフイベントの多くは、ストレスを引き起こすものが多くボクたち自身も注意深く過ごさなくてはなりません。
春は、固く縮こまっていた体や心がほぐされて、「開いて」いく時期です。
しかし「開く」ことは解放だけでなく、同時に「安全ではなくなる」ことでもありますね。
心理的に不安定になる時期でもあるので、日本では、4月5月に不調を訴える人が増えてしまいます。
五月病という症状もあります。
健康だと思っている人たちも、「まさか」の時に備え、日ごろから心を安定する方法を身に着けておくといいですね。
● アート表現
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本屋さんに行くと、塗り絵の本が数多く置いてあります。
アートセラピーで塗り絵を使うことは、そんなには多くないのですが、結構気持ちを安定させてくれます。
最近よく聞く言葉に、「没入感(ぼつにゅうかん)」という言葉があります。
聞いたことありますか?
どうやらバーチャルリアリティ(VR)を使っているときの様相を表現したことから広がったらしいのですが、何とも不思議な言葉です。
確かに、アートをしているときの様子を一言で言えば、この「没入感」はピッタリなのかもしれません。
塗り絵、結構「没入」します。
夢中になって、意識が集中していきます。
集中しているさなかに「没入感」を感じることはないのでしょうが、事後「没入していた」という実感を味わえるわけです。
アート表現は、それがどんなものであっても日常から非日常に「没入」することを助けてくれるのです。
● アート表現のハードル
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「絵を描いて」と言われると、躊躇してしまう人は多いかもしれません。
子どものころ「絵を描く」時間は苦痛でした。
「上手に描けない」「はなまるがもらえない」「描いたものを直される」
中学生の時の美術の教師は「馬を描く画家」でした。
たまたまボクが馬の絵を描いていたら「俺に馬の絵を提出するとはいい度胸だ」と言われ、それが決定的になって絵は苦手なものの一つになりました。
幼児のころの、落書きは楽しかったはずなのに、「絵を描くのは苦手」というのは、なんだか腑に落ちませんね。
お菓子みたいに見えたクレヨンを紙の上で走らせてみると、色が現れてくる。
その時の感動は、きっと誰の心の中で輝きを持って存在しているはずです。
● アートによるケア
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現在クエストの卒業生の多くが、それぞれの活動にアートを取り入れています。
子どもから高齢者に至るまで、そして発達に課題があるお子さんやその保護者の方、身体や知的に障害がある方、就労支援などで社会復帰を目指す方々に、あるいは、企業のチームビルディングやファミリーイベントなどなど。
苦手とか、嫌いとかを超えて、その場に集まる方々はみな「没入」していきます。
アートは何かを描くだけでなく、素材に触れたり組み合わせたりするだけで、「夢中」にさせてくれるのです。
そしてその「夢中」は、知らずに心を整えることにつながっていくのです。
ただ、残念なのは、そういった体験をする「場」が少ないこと。
今後ボクたちのミッションは、そんな自由に表現できる「場」を創り出していくことにあるのかもしれません。
● サポートのお願い
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最後に改めてのお願いです。
能登半島支援にあたって、多くの皆様から、たくさんの画材や寄付金を子ども未来研究所にお寄せいただき、活動に生かすことができています。
本当にありがとうございます。
活動を継続していくための寄付金を皆さんにお願いしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人子ども未来研究所ホームページ
https://www.cof.or.jp/volunteer/
被災によって尊い命を奪われてしまった方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興と、被災者の皆様の安心と安全をお祈りしています。
● INDEX ●………………………………………………………
【1】クエスト・アートセラピスト養成講座《通学/オンライン》
☆「全科生」と「科目履修生」が選べるようになりました。
☆講座説明会/スタジオ見学OPENDAY 開催中です。
【2】心をケアするアートセラピー講座《オンライン》
【3】クエスト・メンタルケア相談士《オンライン》
【4】アートワークカフェ《オンライン/東京》
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資格を取りたい、アートセラピーの活動がしたい_____
【1】クエスト・アートセラピスト養成講座《通学/オンライン》4月開講!
▼心理療法と自己分析 4/20(土)21(日)~
https://questnet.co.jp/arts-therapy/art-awareness-couse/7523/
▼理論と実技 4/27(土)28(日)~
https://questnet.co.jp/arts-therapy/art-support-course/7508/
【全科生】全12回 通学 or オンライン
資格取得を目指す全12回のカリキュラム。
理論と体験を含む実践的な学びをしていきます。
全科生はアートの素材の心理的効果や精神疾患患者のアートセラピー、
座学だけでは得られないセラピストのとしての在り方や自己探求を体験していきます。
【科目履修生】全6回 オンライン
全科受講が難しい方や資格取得を望まない方でも、認定資格講座の一部が学べます。
心理支援の仕事に活かしたい方や自分の学びを深めたい方に役立ちます。
希望者には全科への編入制度もあります。
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4月開講
アートセラピスト養成講座向けの説明会を開催しています。
講座の内容、卒業生の活動についてご説明いたします。
簡単なアートワーク体験の時間もあります。お気軽にご参加ください。
☆養成講座無料説明会
【オンライン】
・4/ 5(金)19:00~20:30
・4/ 8(月)19:00~20:30
・4/11(木)14:00~15:30
・4/12(金)19:00~20:30
・4/13(土)19:00~20:30
・4/15(月)14:00~15:30
・4/15(月)19:00~20:30
・4/17(水)19:00~20:30
【対面】
・4/6 (土)10:00~11:30
【スタジオ見学☆OPEN DAY】
・4/13(土) 14:00~18:00
アートセラピーの入門編として、
アートで心に寄り添う”3つの手法”を学ぶオンライン講座。
まずはアートセラピーを知りたい、体験してみたい、
日常のセルフケアや、お仕事の中でも取り入れたい…など
そんな方にオススメです。
●水曜クラス 5/29(水) 9:00〜スタート
講師:多久和 奈美子
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講師:齋籐 尚美
イメージを使ったカウンセリングアプローチ『イメージ描画法メソッド』
を習得し、悩み相談やメンタルケアに活かすことを目指したカリキュラムです。
相談業務に新しい技法を取り入れたい!
言語だけでなく非言語のアプローチを使いたい!
自分のメンタルケアに役立てたい!
身近な人に寄り添いたい!という方にぴったりな講座です。
【理論編】
心の構造とイメージ描画法メソッドの基本を学ぶ
5/24(金)6/14(金)
いずれも 19:00~21:00
担当講師:大橋牧子
【実践編】
イメージ描画法メソッドの基本3つのステップの進め方を学ぶ
7/5(金)7/26(金)8/23(金)
いずれも 19:00~21:00
担当講師:巴川文誉
クリエイティブに楽しみがら、心もリフレッシュ☆☆_______
【4】アートワークカフェ
『あなたが元気になると地球が元気になる』をコンセプトに
アートを通して、心がぽかぽか元気になるプログラムをお届けしています。
https://www.artworkcafe.jp/
●対面イベント@東京
【つながるアート・つなげるアート】
能登半島七尾市被災者支援活動費への寄付を目的とした
アートワークカフェチャリティイベントを開催いたします。
*日時:5/6(月祝)
① 10:30~12:00 ②13:30~15:00
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
穏やかなる春をお迎えになりますよう、お祈り申し上げます。
アートの場でもお会いできることを楽しみにしています。