スタッフブログ「アートと暮らす」

父のアート

こんにちは、スタッフのマッキーです。
みなさん、年末年始はどんなふうに過ごされましたか?

私はちょっとバタバタしていたのですが、めずらしくこんな時間を過ごしてみました。

それは、実家で「アートをする時間」。

お正月に実家に帰ったら、りんごがやたらたくさんあり。。
そこでりんごを使ったアートをしよう!と。

シニアのコースを卒業しているみなさんには馴染み深い、
あの「洋ナシのワーク」をもとにりんごバージョンに少し変えてみました。

もともとアートが大好きな姪っ子は、準備から嬉しそうに一緒にやってくれましたが、
なんと、今回は私の両親も一緒です。

今まで一度もそんな機会を設けたことはなかったのですが、
なぜか今年は「一緒にやってみようかな」という気になり。

母は昔から絵は好きで、旅行に行くとスケッチしたり、今も通信で絵を描き始めたりしていますが、
父は全く絵心がありません。

この時も「うー。何がしたいかわからなくなった。」「むずかしいなぁ。」を何度も何度もつぶやいていました。

が。

終わってみると、すごく生命力のあるアートができあがっていました。

「これからは丸いリンゴだけでなく、四角いリンゴもできるかもしれない」と
丸だけでなく、赤く四角いりんごもあふれる、リンゴ畑ができあがりました。

え。

こんなに勢いがあるんだ!

こんなに豊かな世界なんだ!

(普段と全然ちがうじゃないかー笑)

と、私も含め、そこにいたみんなが驚いていました。

そして、お互いにシェアをするときも意外や意外、みんな結構すてきなことを言うんです。

「見ていて、楽しい気持ちになってくる」
「いつものやさしさがアートにもあらわれてるね」
「新しいことが生まれそう!」

・・・あれ。こんなにすてきなことを言う人たちだったっけ?

さらに、今回驚いたのはりんごをそのままの大きさでアートした人が誰一人いなかったこと。

画用紙からはみ出しそうに大きなリンゴだったり、
リンゴ畑になっていたり、
2枚もアーとしてリンゴなんてどこかにいっちゃった人も。

アートだからこそ、一人一人の豊かな世界に触れることができました。

今回の体験をして、改めて思ったのは「あぁ、アートって誰でもできるんだ」ということ。

私の両親も含め、ただ、今までその機会がなかっただけの人も多いのかもしれません。
やってる時は「わからない、わからない」と言っていた父も、
自分のアートと母のアートをその後すぐに寝室の壁に貼っていました。

アートが気軽に体験できる。

そんな場がこれからもどんどん増えていったらすてきですね。

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